オフィスの複合機・多機能プリンターは、内部に高性能なCPUやストレージ(HDD/SSD)、OSを備えた「1台のネットワークコンピュータ」です。パソコンやサーバーのセキュリティ対策が進む一方で、複合機は「セキュリティ対策の盲点」になりやすく、サイバー攻撃の踏み台や情報漏洩の発信源となるリスクが高まっています。本記事では、複合機を取り巻く具体的な脅威と、それらを防ぐセキュリティ対策、そして『MyQ X』を活用した解決策をわかりやすく解説します。
1. 複合機を取り巻く4つのセキュリティ脅威
「ネットワーク経由」と「物理的・人為的」双方の危険性
オフィスの複合機には、サイバー空間からの攻撃だけでなく、現場での人的ミスによるリスクが混在しています。
- 脅威1:ネットワーク経由の不正アクセス・乗っ取り(脆弱性を突いた侵入や社内LANへの踏み台化、ランサムウェア被害)
- 脅威2:排紙トレイへの印刷物放置と持ち去り(機密書類や個人情報紙面の放置による情報漏洩)
- 脅威3:スキャン・ファクス送信時の宛先誤指定(誤送信による社外へのデータ漏洩)
- 脅威4:ストレージ内データの強奪・廃棄時リスク(内部HDD/SSD残存データからの情報流出)

2. 複合機に必要なセキュリティ基本対策
① ユーザー認証(プルプリント)の徹底
社員証や認証ICカード、PINコードによる認証印刷を導入し、ユーザーが複合機の前に立った時のみ出力される環境を作ります。これにより排紙トレイへの放置や混同、第三者による持ち去りを100%防止できます。
② 通信とストレージの暗号化&最新ファームウェア適用
PCと複合機間の通信(TLS/SSL)やストレージ(HDD/SSD)のデータを常時暗号化し、ファームウェアを最新に保つことで外部からの攻撃やデータ抜き取りを防ぎます。

3. 『MyQ X』で実現する高度な複合機セキュリティ
出力管理システム『MyQ X』による包括的ディフェンス
単一の機器設定だけでは防ぎきれない高度な脅威に対し、MyQ Xは統合的なセキュリティプラットフォームを提供します。

- 厳格なマルチベンダー認証:ICカード・スマホアプリ認証に対応し、権限のない利用を完全にブロック
- 印刷・スキャンデータの完全暗号化(End-to-End):スプールデータやジョブを暗号化して保持・転送
- 詳細なログ・イメージ保存監査(Job Privacy & Audit):いつ・誰が・何を印刷/スキャンしたかをログとイメージで完全記録・追跡
- 誤送信を防ぐEasy Scanワークフロー:個人の認証情報に基づき、権限のあるフォルダや自身のメールアドレスへ安全にワンタッチ送信
セキュアなネットワーク施工とMyQ X構築はトータルリンクへ
複合機のセキュリティ対策を万全にするには、ソフトウェアの導入だけでなく、複合機を設置するネットワークのセグメント分離(VLAN設定)、不要ポートの塞ぎ込み、Active DirectoryやEntra IDとの認証連携設計が不可欠です。トータルリンクは、MyQ Xのシステム設計から、複合機周辺のネットワーク施工、セキュリティ設定まで一元対応。穴のない安全なオフィス・ネットワークインフラをご提案します。


